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【書評】あなたの話はなぜ『通じない』のか【コミュニケーションのモヤモヤ解消】

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閲覧頂きありがとうございます!読書週間始めました『のうみそ@NoumisoPLUS』です!

人に話をする事に苦手意識を持っているあなたに....

コミュニケーションインストラクターの先生が書かれたいい本知ってますよ!!

この本を読めば今まで人との会話で変な『モヤモヤが残った理由』や、コミュニケーション能力が高いと言われているあの人が『いつも人に囲まれている理由』が理解できると思います。

更に、具体的なトレーニング方法まで書いてくれているのですぐにでも取り組めます!

まずは、触りだけでもこの記事で見ていきませんか??

書籍:あなたのはなしはなぜ『通じない』のか について

著者について

著者:山田ズーニー(やまだ ずーにー)

職業:コミュニケーションインストラクター

ズーニーとは、カシミール語で『月』という意味らしいで!
旅をしとる時に、現地の人からつけて貰ったそうやで!

1984年、福武書店入社。進研ゼミ小論文編集長となり、通信教育の企画・編集・プロデュースに携わる。

2000年に独立してフリーランスに。同年5月より「ほぼ日刊イトイ新聞」にてコラム「おとなの小論文教室。」をスタートさせ、長期連載となる。

中高生、大学生から社会人、教師、プロのライターまで幅広い層の教育に携わっている。仕事としては執筆のほか、講演、大学の講義、企業研修、テレビ講座、ワークショップなどで活動している。

宣伝会議では「編集・ライター養成講座」の東京教室で「表現力養成トレーニング」の講師を担当。

出典:wikipedia『山田ズーニー』より

この本を読んで欲しい人

-人に話を伝える事が苦手な人
-コミュニケーションについて考え直したい人
-人間関係で悩みがある人

ワシには関係なさそうじゃな....!

そう言うとるやつが一番自分の事がわかってないねん!!
しっかりコミュニケーションについて学んだ事がある人以外は『絶対』読んで損はせぇへん!!
だまされた思って読んでみ!!

そう言う私も上記の悩みを持っている人間です。

人とコミュニケーションをしている時にいつも『苦手意識』を持っていました。

この本を読むとわかる事

-話が伝わらなかった理由
-話を伝える為の方法
-コミュニケーションの本質

この本を読んでコミュニケーションについて学んだ結果、

これまでより人と話をしている時、自分なりに『納得感』が出てきました。

『今回はこの伝え方が出来たから良かったんだな!』

『この事が配慮出来てなかったからうまく伝わらなかったのか...』など

話のどこに問題点があったのか自分なりに『考えられる』ようになった事で

以前より話をする事に対して苦手意識が払拭された事を感じます。

こうやって少しづつ自分で考えていく事が大事だってテレビで言っとったで!!

本の全体の構成

【第1章】コミュニケーションについての話

コミュニケーションをしていく上で大事な事は、

どんな手を使ってでも自分の意見を通してやるでのぉ!!

と言う心構えではなく

どうやったら相手に伝わるだろうか?

を常に考え、『相手の立場に立って』自分の思いを伝える事にあると言う内容がまとめられています。

この『伝える』と言う行為を筆者は『自分と相手の間に橋をかけるような作業』と表現されていたのが印象的でした。

また、筆者は自身の過去の失敗経験を使って自分の考え方の根幹の様なものについて説明をしている事が多々あるのだが、

この話の中で自分を綺麗に見せるわけではなく

『コミュニケーションのゴールを間違った経験』『相手を値踏みした経験』などの

『考え方の過ち』について赤裸々に書かれている為、

心から話に納得できて理解が出来た様に感じました。

いま流行りの『論破』なんて行為も気持ちいいのは自分だけでそんなのはコミュニケーションやないよな!!

【第2章】説得についての話

あなたは、説得という言葉にどんな印象を持っていますか??

私は、『自分の正当さを伝えて、自分の意見を通す』と言う様な捉え方をしていました。

本書には、私が思っていた様な内容ではなく、

説得とは

自分の『意見』と『何故』を伝えて相手に『なるほど!』と思ってもらう行為

と書かれている。

そして説得において一番重要な部分がこの『何故』と言う『問い』の部分。

『何故』を考える事で自分の『意見』も同時に強く固まってくる。

作者がこの本を通して一番伝えたい部分がこの章の『何故』を考えると言う部分です。

何故って...疑問に思う事は有ってもそんなに深く考えた事ないのぉ....

みんなそうやで!!学校でもこの『何故』について習ってないから分からんのは自然な事なんや!
この本では、何故を考える上での『頭の使い方』や『トレーニング方法』について書かれとるんや!!

自身の頭で何故を考えて、自分で答えを考えて、考えて分からなければ調べて...と繰り返していく内に

『自分の意見』がしっかりと固まってきて、相手に良い『何故』を伝えられて『なるほど!』と説得する事が出来る。

何故を考える方法として、『3つの軸の話』や『前提の話』などめっちゃ深掘りされとるんや!!
自分の考えの浅さを考えさせられる事間違いなしやで!!笑

【第3章】正論についての話

この章は、『正論を言うと何故孤立するのか?』

と言う 日本人全員が経験した事があるであろう問いに正面からぶつかってくれている問いから始まります。

こんな意味のない会議はやめにしてこっちの話を進めませんか??とかのやつ?

そうそう!そんなやつ!正論なのに『正解』ではないと言う難しい話やな!

私も過去に何度もこの経験をしておりいつしか『正論を言う事はダメな事だ』と言う意識が染み付いていました。

この章では、

-正論が嫌われる理由
-うまく意見を伝える方法

について深掘りされており、私自身の『正論を言うのはダメな事』と言う考えが『伝え方がダメ』だったんだ『伝え方を変えよう!!』と言う考え方に変わりました。

言い方一つで印象が変わるとはよく言うけど、これに普段の『人間関係』や『深層心理』的な部分まで合わさってくるって言うんやから奥が深くて面白いやで....

【第4章】共感についての話

『相手に共感してもらう上で大事な事はなにか』をテーマに書かれた本章。

最初の一文が

『何を言うかより誰が言うか』と言う心をポッキリと折りにくる書き出しでした...笑

もうワシじゃどうにも出来んって話かい....

そう言う事やないで!!
普段から相手と信頼関係を築いて『共感』される様に心がけよう!って言う前向きな話や!

『共感されないのは何故なんだろうか』と言う部分を分解し、納得させてくれる内容でした。

この内容を読んでいて思った事は、『幸福のための人間のレベル論』と言う書籍に書かれていた『自責思考』と言う考え方です。

memo

『自責思考』とは...問題が起きた時の原因は『自分』にあると考える人。
『他責思考』とは...問題が起きた時の原因が『他人』にあると考える人。

興味のある方はレビューも書かせて頂いているので是非読んで見て下さい。

www.noumisoplus.com

この共感を得られないのは『自分のこの伝え方が間違っていたから』『普段から自分の行動が間違っていたから』など

自分側の問題だと『改善出来る部分』に注目して話を進められており自分の考えに取り入れていきたいと強く感じる部分でした。

変えられるのは自分だけ!!よく言う言葉やけど本当の意味で理解して実践できてる人は少ないよな!!

こんな意見を言っている時にこんな風な考えが元で話をしていませんか?という『グサグサ』と心に刺さる話がたっぷり詰まっていますよ!笑

【第5章】信頼についての話

『言葉が通じないのは、通じるだけの信頼関係がないから』

いくら言葉を重ねても、相手との信頼関係がなければ言葉は伝わらず、言葉はなんの意味も持たなくなる。

作者の過去の体験から伝えられるこの言葉は、とても心に刺さりました。

この章には、

-何故信頼されないのか?
-信頼される条件・方法
-信頼がある人が何故信頼されるのか?

と言う部分について書かれています。

生きていくって大変...

そうか?
これが出来ると人生が充実して毎日が楽しくなると思わへんか??
人間の悩みの大半が人間関係やからな!!これに悩む事が少なくなると幸福度がグッと上がると思うねん!!

【あとがき】作者からのメッセージ

あとがきには非常に前向きになれる言葉がたくさん詰まっていて

壁にぶつかると言う事は、外に出ようとしている(成長しようとしている)事。

と言う話がとても印象に残った。

作者の『伝える』と言う言葉に対して感じている深い思いや、

人間それぞれの中にある通じ合う力の存在について書かれていて

この本を通じて、前に進むキッカケを与えてくれようとしてくれていると強く感じました。

伝える事にぶつかっとる人は是非この本を読んで外に出ような!!

参考にしたい考え方3つ

話をする相手の立場になって話をする

ついつい自分の話したい事や言いたい事ばかり伝えてしまっていませんか??

(ギクッ....)

私はすごく心当たりがありました。

自分が話をしたい事ばかりを話してそこに『相手がこれを聞いてどう感じるか?』 と、言う部分にまで意識が回っていませんでした。

相手が傷ついているタイミングで自分の嬉しかった話をするあれです。

自分がもしこの行為をされたとして、耐えきれなかったとして...周りに相談をしたところで

『あの子も、悪気はないから...』と何故かこっちが否定された気持ちになるあれです。。

こんな誰も幸せにならない事はもう、やめにしませんか??

とは言え、一朝一夕で出来ることやあらへんでな!!間違いに気付いたら素直に謝ろな!!

同じ内容でも好きな人の話は聞くし、嫌いな人の話は聞かない

本書の中で、この対策として『人に好きになってもらう為にはメディア力を高めましょう』と言う言い回しをされています。

これはテレビなどに置き換えると分かりやすいと思うのですが、

下の2つのチャンネルではどちらの方がメディア力が高いですか??

①いつも他人の批判や悪口で笑いをとっている『A』チャンネル
②利益度外しでお客様の笑顔の為に泥だらけで笑いをとっている『B』チャンネル

上記は流石に露骨ですが、簡単に言うとこう言う事ではないかな?と思います。

他人の事を考えて自分の意見もしっかりと持った上で発言をしていけば

信頼がたまって自然に周りに人が集まってくる事が想像できませんか?

メディア力を高めていく事で他人が自分の話に聞く耳を持ってくれるようになる。

少しづつでも実践していきたいですね。

結論で通じ合えなくても疑問なら通じ合える

こんな方法を考えたんだけどどうかな??

と、聞かれてあなたがその質問の答えを持っているとします。その時に

そんなやり方はあかん!!こっちでやって!!

と言われたらどう感じるでしょうか??

そんなんやって見ないと分からないじゃないかぁああああ!!

と言われても仕方がないですよね?笑

仮に、質問者が温厚な性格でその場は『分かりました...』とやり過ごしても

心のどこかで答えた人に対する不信感の様なものが残り『モヤモヤ』してしまいそうです。

そこで作者は

『結論ではなく疑問を投げかけて相手と話し合って決めるプロセスを踏む事で気持ち良いコミュニケーションになる』

と言う様な内容を話されています。

これも考え方の一つとして素晴らしいと感じませんか?

これを自然とやる為にはすごく修行が必要そうやなぁ....
でもこれが出来る様になったらその時にはコミュニケーションが得意と言える程になってるやろなぁ...

最後に

最後まで閲覧ありがとうございました。

このレビューを読んでこの本に興味を持ってくださった方は是非読んで感想を聞かせて下さい。

読み終わった頃にはコミュニケーションに対して考え方が変わる事間違いなしですよ!

ただ闇雲に会話をするのではなくお互いに気持ちよく話が出来るようになるようにしたいもんやな!
でも考え過ぎも良くないでな!重要な所だけ押さえてさっそく友達に連絡やーー!!笑

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本とは、人生をかけてスポーツに取り組んできたアスリートが命を削って取り組んで

やっと理解した事が記されている『血と涙の結晶』です。

それが1冊当たり1000円前後で販売されているんだから...

コスパがいいなんてレベルじゃない!!

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入らない理由がないですね!!笑

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